2018年3月26日、中国メディアの観察者網は、中国版ツイッター・微博（ウェイボー）など中国のネット上で最近話題になっている「精神日本人」による反撃の方法について紹介した。

「精神日本人」とは「自分は中国人だが精神的には日本人」と考える人々を指す言葉で、「一部には自身の民族を恨んで日本を崇拝、自分が中国人であることを恥じる特徴が見られる」とされている。「精神日本人」をめぐっては、過去に彼らを批判した人の身元が特定され、ネット上でさらされたりするなどの「報復」を受けたという声があった。

記事は「ネットに情報を書き込む前に、『精神日本人』からの報復の準備をしていたつもりだった。しかしここに来て、相手の報復の手段が豊富になり、内容が多彩になっていることに気付いた。彼らの想像力を見くびっていたことを認めよう。もはや単なる罵倒は、実にレベルの低い報復にすぎない」としたうえで、「精神日本人」から実際に受けた「ハイレベル」な攻撃のパターンを紹介している。

一つ目は「闇のルートを使って、戸籍情報をさらす」こと。「これももはやおなじみであり、あまりやり過ぎて彼ら自身もつまらなくなっているようだ」と説明した。二つ目は「こちらが公開した画像に対し、悪意ある加工をすること」だとした。

三つ目は「『ナチス主義者だ』『自作自演だ』などと濡れ衣を着せて騒ぐこと」だという。四つ目は「ウェブ百科事典での説明を、悪意ある内容に書き換えること」と紹介。ただ、ウェブ百科事典については「有り難いことに、編集チームの人たちが速やかに修正してくれる」と伝えている。

五つ目は「こちらのアカウントに似せたIDを登録してなりすますこと」。六つ目は「悪意ある誘導により、こちらに反共産党的な発言をさせようとすること」。そして最後の七つ目は「汚い言葉を執拗（しつよう）に繰り返し、コメント欄を荒らすこと」となっている。

記事は「彼らの手段はこれらにとどまらないはず。われわれと『精神日本人』との闘争は簡単には終わらない。しかし、最終的にはわれわれが勝つことを信じている」と結んだ。（翻訳・編集/川尻）