日系タレントのタクシー運転手殴打事件、過熱報道が社会の下世話な風潮を浮き彫りに―台湾メディア

Record China    2012年2月14日(火) 13時12分

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12日、台湾で日台ハーフタレント、Makiyo(川島茉樹代)と友人の日本人男性によるタクシー運転手への暴行事件が連日、トップニュースで報じられる中、現地メディアが「マスコミは騒ぎすぎ」との見方を示した。写真は9日、台湾地検署に向かうMakiyoら。

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2012年2月12日、台湾で日台ハーフタレント、Makiyo(川島茉樹代)と友人の日本人男性によるタクシー運転手への暴行事件が連日、トップニュースで報じられる中、現地紙・中央日報(電子版)が「マスコミは騒ぎすぎ」との見方を示した。13日付で中国新聞社が伝えた。

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Makiyoは今月3日未明、東京で飲食店を経営する日本人男性、女性タレント2人と一緒にタクシーに乗車。ところが、シートベルトの着用を促されたことに腹を立て、男性とともに運転手を暴行、重傷を負わせた。10日、台北地検署がMakiyoと日本人男性に対し、それぞれ懲役4年と6年を求刑した。

台湾の各マスコミは連日、この事件をトップニュースで取り扱っている。テレビは朝から晩までこの事件一色といってもよいほど、報道が過熱。特に視聴者参加型番組では訳知り顔のコメンテーターが徹底的にMakiyoを非難し、反日感情まで噴出している。

記事はこうした「Makiyo叩き」について、「やり過ぎ」と指摘。「悪いことはしたが、ここまで社会的制裁を加える必要があるのか?」と呼び掛けている。特に最近はマスコミが視聴率稼ぎのために芸能人のプライバシーを面白おかしく騒ぎ立てたり、芸能人自らも人気を得るため「普通じゃない」ことを売りにしたり。

こうした風潮に対し、記事は「若くてきれいなら何でもアリというのはおかしい」と指摘。マスコミも視聴者もまずはこうした下世話な噂話に明け暮れるような風潮をたださない限り、今後もこうした行き過ぎた騒ぎはなくならない、と苦言を呈した。(翻訳・編集/NN)

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