<米中首脳会談>「中国の平和的台頭を歓迎」、習副主席の訪米で―シンガポール華字紙

Record China    2012年2月15日(水) 22時9分

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15日、中国の習近平副主席が公式に米国を訪問し米オバマ大統領と会談した。オバマ大統領は「中国の平和的台頭を歓迎する」と語り、副主席もこれに応じた。

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2012年2月15日付のシンガポール華字紙・聯合早報によれば、中国の習近平(しゅう・きんぺい)国家副主席が公式に米国を訪問し、14日(現地時間)にホワイトハウスでバラク・オバマ米大統領と会談した。

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オバマ大統領は「米国は中国の平和的台頭を歓迎する」、「米中間で良好な関係を維持していくことはきわめて重要だ」と話し、さらに「中国は国力の増大とともに責任もまた増していく」ということも強調した。これに対し、習副主席も「中国も米国と相互理解と友好を深めることを期待する」と応えた。

習副主席は13日午後、米アンドルーズ空軍基地に到着し、書面で「胡錦涛(こ・きんとう)国家主席が前年1月の訪米時、オバマ大統領との間で得た重要なコンセンサスをさらに着実なものとし、米中のパートナーシップを促進させること」と、今回の訪米目的を明かした。オバマ大統領との会見前にはバイデン副大統領やヒラリー・クリントン国務長官とも会談を行っている。バイデン副大統領と習副主席の両者は、「米中関係は両国だけでなく、世界の平和・安定・繁栄にとって重要」との認識を示した。

また、習副主席は現地で非公式に行われた晩餐会において、米中関係には歴史からの教訓を生かすこと、より広い視野を持つこと、お互いに尊重し合い信頼し合うこと、ウィンウィンの関係をつくることの4点が必要だとの考えを語ったという。また、米中関係が世界の大国間の関係構築においてひとつの偉大な挑戦であることを強調した。

なお、習副主席は胡主席の任期満了にともない、中国の次期最高指導者に就任することが確実視されている。(翻訳・編集/岡田)

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