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10日、「中国は未来の労働力に優れた教育を与えられるのか」と題した記事が掲載された。2500万人にも及ぶ出稼ぎ労働者の子女たちの教育は、中国の今後にとって大きな課題だ。写真は北京市にある出稼ぎ労働者子女のための学校。校舎はコンテナを再利用している。
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2012年2月10日、米週刊誌・タイムに「中国は未来の労働力に優れた教育を与えられるのか」と題した記事が掲載された。15日付で環球時報が伝えた。
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中国はこれからも現代化の道を進み続けるだろうが、専門家はその目標達成の障壁として、非認可の学校で就学する出稼ぎ労働者の子どもたちを挙げた。その数は数百万人とも言われ、中国の長期的発展にとって今後より必要となってくる良質な労働力にはなれないと警告する。
中国の“農村教育行動計画”に従事するスタンフォード大学のマシュー・ボスウェル氏は、大国の地位を維持したい中国が経済成長の原動力としている都市化へのプロセスにおいては、「教養を備え、良好な教育を受けた労働力は不可欠」と進言する。
2010年、経済協力開発機構(OECD)が行った国際学力テストで、上海の子どもたちが閲読・数学・科学の全分野で世界首位を占めたことは世界を震撼させた。だが、中国はすべての子どもに良い学校教育を与えようとしているわけではない。出稼ぎ労働者の子女たちに対し、都市部の公立学校は門戸を閉ざしてきた。彼らにとって、将来の就職は難局だ。これは、他のどの問題よりも中国社会に与える影響が根深い。統計によれば、中国では2億2500万人の農村人口が都市に居住しており、このうち10%以上の2500万人が出稼ぎ労働者の子女だ。都市化が進むにつれ、2050年には3億5000万人の農民が都市に移住するといわれている。
一見、状況は好転しつつあるように見える。中国政府は2006年、こうした子どもたちを公立学校に受け入れ始め、地方によっては補助金を出している。しかし、就学するには出生地証明など7種類の公的証明書が必要で、しかも高額の学費を納めなければならないケースもある。昆明市では、2006年からの5年間でこうした証明書を持たない学童たちの半数を公立小学校に受け入れた。だが、彼らは都市部の子どもたちと隔離され、最もレベルの低い学校に送られてしまう。そして、公立校に入れなかった子どもたちは民間の非認可の学校に行くしかない。非認可の学校では十分な給与が出せず、公的資格を持つ教師がいつかないため、ボランティアに頼らざるをえない。子どもたちも行動に問題があったり、頻繁に住所が変わったりして、落ち着いて勉強できない現実がある。(翻訳・編集/渡邊英子)
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