「開かれたインターネット政治」の落とし穴、捜査情報も公開して賭博組織の逃亡許す―中国

Record China    2012年2月19日(日) 8時31分

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17日、中安在線は記事「公安局がネットで市民の通報に回答=賭博摘発計画を漏えい」を掲載した。中国ではインターネットを政治に活用しようという取り組みが積極的に推進されている。しかし杓子定規な運用で思わぬ失敗もあるようだ。資料写真。

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2012年2月17日、中安在線は記事「公安局がネットで市民の通報に回答=賭博摘発計画を漏えい」を掲載した。中国ではインターネットを政治に活用しようという取り組みが積極的に推進されている。しかししゃくし定規な運用で思わぬ失敗もあるようだ。

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2011年12月、安徽省安慶市宿松県の県政府ウェブサイトの「書記郵便ポスト」にある書き込みがあった。同県の麻雀クラブが賭博の温床になっているという。書き込みに対し、県公安局は「初期調査の結果、ギャンブルが行われていることが明らかになりました。われわれは準備を進め、近いうちに摘発します」と返答。

2012年1月17日、警察は宣言通り麻雀クラブの立ち入り調査を行った。ところがギャンブルが行われている形跡はなく、老人たちが麻雀を楽しんでいるだけだったという。

問題は市民の書き込み、公安局の返答ともに誰もが閲覧可能だったこと。書き込みを見た賭博組織は早々に逃げ出したものと推察される。本来ならば市民の書き込みも返答も非公開にするべきだったが、「開かれたインターネット政治」を目指すしゃくし定規な運用規定がそれを許さなかった。(翻訳・編集/KT)

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