人民網日本語版 2018年4月4日(水) 6時50分
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カナダ・マックマスター大学の研究チームは、「スマホなどの情報通信技術製品が、地球温暖化の激化を後押しする原因の一つとなっている」との見解を示した。資料写真。
地球温暖化の原因といえば、交通運輸や採鉱、石油採掘などを思い浮かべる人が多いかもしれない。しかしこのほどカナダ・マックマスター大学の研究チームは、「スマホなどの情報通信技術製品が、地球温暖化の激化を後押しする原因の一つとなっている」との見解を示した。新華社が伝えた。
研究プロジェクトのリーダーであるLotfi Belkhir博士は、雑誌「Talk」の掲載文章において、「世界のCO2排出総量のうち、情報通信技術の『相対貢献率』は、2007年時点では1%だったが、2020年には3.5%、2040年には14%まで上昇、自動車の排ガスの5割以上に達すると予想される」と指摘した。
情報通信技術分野でのCO2排出のうち、スマホによるものは2010年当時には4%だったが、2020年には11%に上昇する見込み。絶対値を見ると、スマホによるCO2排出量は、2010年は17兆トンだったが、2020年には125兆トンまで増加する。
Belkhir博士は、「このような増加傾向は、スマホの普及だけが原因ではない。スマホメーカーが、2年ごとに新機種に買い替えるよう消費者を奨励していることも一因だ。古いスマホは淘汰され、余分で不必要な消費が生じている。また、スマホに依存するユーザーは毎日増える一方だ」と指摘した。 今回の研究成果報告は、「the Journal of Cleaner Production」最新号に掲載された。(提供/人民網日本語版・編集/KM)
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