中国人から見た日本の病院の良さ―中国コラム

Record China    2018年4月5日(木) 9時50分

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中国のポータルサイト・捜狐に3月31日、日本の病院に関するコラムが掲載された。日本留学の経験を持つ中国人筆者が日本の病院の良さをつづっている。資料写真。

中国のポータルサイト・捜狐に3月31日、日本の病院に関するコラムが掲載された。日本留学の経験を持つ中国人筆者が日本の病院の良さをつづっている。以下はその概要。

日本には個人が開いている病院が多くある。小さな病気なら大きな病院に行かずにこうした小規模の病院で診てもらうのが一般的だ。症状が重ければより大きな病院を紹介してくれる。病院では一般的に検査の手配や案内、採血といった作業は看護師が行う。これにより医者の負担が減るというわけだ。

中国では病院内に薬局があるのが一般的だが、日本では反対にないのが一般的。そのため医療費を高く請求するために無意味な薬を処方されることはなく、むしろ同じ効能の薬でより安い薬を案内してくれることもある。

入院した場合、中国では家族がつきっきりで看病する光景をよく見るが、日本では看護師が身の回りの世話を見てくれるため、家族が看病のために病院に寝泊まりする必要はない。

日本の病院では治療が終わった段階で会計を行う。中国のように検査の都度、医療費を支払う必要はない。支払いに際しては機械を導入したセルフサービスもあり、見張っている人もいないため医療費を支払わずに帰ってしまうこともできる。筆者の友人は以前、支払いの前に急用ができ会計をせずに病院を後にしたが、止める人はいなかったという。もちろん、翌日病院を訪れきちんと支払った。

日本の健康保険は収入によって収める額が違ってくるため、筆者が留学生だったころの保険料は非常に安かった。当然、保険料が安くても享受できる待遇に差はない。私が留学を終え保険証を返却に役所に行った際、職員は「出国まであと1週間あり、この期間内に病気にかかったら不便。保険証は日本を離れる際に郵送してくれればいい」と気遣ってくれたことをよく覚えている。日本の公務員は本当に素晴らしい。

日本の病院は役割分担をうまく工夫することで、医者の負担が軽くなっている。筆者は中国の都市部の病院に行った際に未明から順番待ちをした経験が何度もある。両国の病院を体験して思ったことは、日本の方が患者のことを考えた管理を行っていることだ。そのため、日本の医者と患者のトラブルは中国に比べて少ないのだ。(翻訳・編集/内山)

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