ヤギの鳴き声にも“なまり”、哺乳動物全般に方言の可能性―英大学

Record China    2012年2月21日(火) 13時20分

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20日、ヤギの鳴き声にも年齢や環境などによって“なまり”のようなものが生じることを英国の専門家が発見した。資料写真。

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2012年2月20日、チャイナデイリーによると、英デイリー・メール紙(電子版)は16日、ヤギの鳴き声にも年齢や環境などによって“なまり”のようなものが生じることを英国の専門家が発見したと伝えた。哺乳動物には方言が普遍的に存在しているのではないかとしている。

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この調査研究はロンドン大学クイーン・メアリー校のエロディー・ブリーファー博士とアラン・マクエリゴット博士が行ったもので、ノッティンガムのある農場で飼育されている子ヤギ4頭の喉にマイクを取り付けて録音した鳴き声を分析した。

子ヤギは当初、共に生活していた両親や兄弟、姉妹の鳴き声を真似ていたが、成長するにつれ他のヤギとも生活を共にするようになると他のヤギと同じような鳴き声を出すようになっていった。これまでヤギの鳴き声は遺伝子で決められていると考えられてきたが、この研究によってヤギの鳴き声が社会的環境によっても変化することや、遠く離れた場所に生まれたヤギでは鳴き声が大きく異なることが明らかとなった。

また、ヤギにもそれぞれ特有の鳴き声があることもわかった。マクエリゴット博士は「ヤギの鳴き声は数種類しかないが、その声にも違いが存在していて、これまで考えられてきたよりもヤギは聡明だ」と話している。この研究に関する論文は「アニマル・ビヘイビアー」誌に掲載されている。(翻訳・編集/岡田)

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