中国が「欧州を救うホワイトナイト」になりたがらない理由―米メディア

Record China    2012年2月23日(木) 7時30分

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15日、米CNNは記事「中国は欧州連合(EU)を救うのか」を掲載した。中国は債務危機に苦しむ欧州を支援していると約束したが、具体案にまでは踏み込んでいない。ある研究者は水面下の救済を続けていると指摘した。資料写真。

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2012年2月15日、米CNNはネット上に記事「中国は欧州連合(EU)を救うのか」を掲載した。21日、環球時報が伝えた。

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14日、中国・EU首脳会議が閉幕した。中国政府は債務危機に苦しむ欧州により多くの援助を提供すると約束したが、具体案にまでは踏み込んでいない。中国政府は支援を約束し、欧州企業に対する投資を増やしているが、欧州が期待する「ホワイトナイト」の役割を引き受ける気はないようだ。

それはなぜか。13日、中国人民銀行の夏斌(シャー・ビン)顧問は「我々は貧しいかもしれないが、バカではない。こうした投資をする際に中国は商業原則を重んじる。つまりリターンが必要ということだ」と発言した。

もっとも、国際通貨基金(IMF)がユーロ圏の危機が2012年の中国経済成長率を半減させる可能性があると警告したように、欧州支援は中国にとっても重要な問題だ。しかし温州危機など一部中国国内で信用危機も浮上する中、中国国民は欧州救済の役割に関心を示してはいない。

中欧国際工商学院のジョン・クウェルチ氏は、外貨準備の構成を変えるなどの手法で中国は密やかにユーロ支援を進めていると指摘した。(翻訳・編集/KT)

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