Record China 2018年4月7日(土) 15時20分
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5日、救急車は高速道路の通行料金を支払うべきか。中国で論争が起きている。「全国の統一基準を設けるべきだ」と中国紙が報じた。資料写真。
2018年4月5日、中国日報によると、1日夜、河北省の高速道路料金所で、救急車の運転手と料金所職員の間で通行料金を支払うべきか否かで口論が生じた。
運転手は、「救急車も料金を支払わなければいけないとは初めて聞いた」と主張。これに料金所の職員は、「救急車は公共車両ではない。よって支払い免除の対象にはならない」と反論したという。
実は同様の事例は以前から起きていた。2016年には四川省楽山市の医療機関から出動した救急車が病人を乗せて高速道路を通行した際、出口の料金所で支払いを求められ、やはり口論となった。結局、駆け付けた病人の家族が料金を支払うまで救急車は料金所で24分も足止めされたそうだ。
中国の関連法規では、通行料金の支払いが免除されるのは、軍・警察の車両や各政府が認めた緊急車両のほかは、特定の農業車両のみ。中国で救急車の利用は無料ではなく、料金は患者に請求されることになっている。そのため、高速道路などの通行料金も免除されないことになっているという。
しかし、記事は「人命を最優先するという立場から見れば、生命の危険な状態にある患者を搬送中の救急車も特例として料金所をそのまま通過させていいはずである」と指摘している。
救急車が高速道路を通行した場合の料金の扱いは省や市によってまちまちで、料金の減額や免除を実施している地域もあるという。記事は、「明確な法規定がないことが混乱を生じさせている」とし、「一刻も早く全国的な統一基準を設けるべきだ」と訴えている。(翻訳・編集/岡田)
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