中国経済は韓国にとって「諸刃の剣」、過度の依存からの脱却を模索せよ―韓国メディア

Record China    2012年2月24日(金) 14時25分

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21日、韓国の現代経済研究院は、中国の経済成長率が韓国の輸出動向に大きく影響を与えていると分析、輸出と国内総生産(GDP)と関連性を指摘した。対中依存がもたらすマイナス面とは。写真は10年5月、上海万博の韓国企業連合館。

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2012年2月21日、韓国の聯合ニュースは「中国経済は韓国にとって諸刃の剣」と題した記事を掲載した。環球網が伝えた。

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21日発表した「諸刃の剣、中国経済」と題したレポートで韓国の現代(ヒョンデ)経済研究院は、中国の経済成長率は韓国の輸出動向に大きく影響を与えていると分析、輸出と国内総生産(GDP)との関連性を指摘している。

レポートは、中国の経済成長率が1%下降すると、韓国の輸出伸び率は1.7%、経済成長率は0.4%減少すると指摘。韓国経済は中国の急速な経済成長の恩恵を受けて成長を続けてきたが、現在これが逆転し、中国経済への過度の依存が韓国経済の安定、成長を脅かす恐れが出てきたとした上で、「中国経済は韓国経済にとって『諸刃の剣』である」と警告している。

国際通貨基金(IMF)は中国の2012年度の経済成長率について、前年の2011年より1%減の8.2%にとどまると予測しているが、中国経済の成長スピードが緩めば、対中輸出依存度の高い韓国の化学、IT、機械などの産業は大きな衝撃を受ける、とレポートは指摘する。中でもIT産業はフラットディスプレイパネル(FDP)の輸出に大きな痛手をこうむると予想され、半導体、パソコンなどの製品も輸出減少が目立つようになってきた。

では、中国経済からのマイナス影響を軽減するにはどうすれば良いのか?レポートは、中国の内需市場に果敢に攻め込む一方で、中国に代わる新興経済国市場にも積極的に進出すべきだと提言している。(翻訳・編集/渡邊英子)

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