フライメディア 2018年4月9日(月) 18時0分
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上海で、本格的な四川料理がリーズナブルに味わえると、「巷弄里(路地裏)的那家川菜」という名前のレストランが中国最大の口コミサイト「大衆点評」やSNSで評判になっている。
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上海で、本格的な四川料理がリーズナブルに味わえると、「巷弄里(路地裏)的那家川菜」という名前のレストランが中国最大の口コミサイト「大衆点評」やSNSで評判になっている。とくに、人民広場近くにある、多くの若者があつまるショッピングモール、来福士広場(ラッフルズシティ)に出店してから、その人気が上昇している。ちなみに「川菜 (チュアンツァイ)」とは、四川料理のことだ。
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ピンクやホワイトのやわらかい色あいで、ロマンチックな雰囲気がただよう店内は、「フランス人女性が開いたお店」をコンセプトとしていると言われるだけあって、とてもお洒落!週末だけではなく、平日の夕方でも女性グループが多く、あっという間に席がうまり、行列ができる人気店となっている。
四川料理ときいて、日本人にとっておなじみのメニューといえば、「麻婆豆腐」や「回鍋肉(ホイコーロー)」などだけど、中国では、「水煮魚(川魚の激辛煮込み)」、「辣子鶏(鶏唐揚げの唐辛子炒め)」といったメニューが定番だ。名前の通り、唐辛子の赤さがインパクトのある見た目とスパイシーだけど旨味のある美味しさが魅力で、リピーターも多い。
中華料理の味といえば、一般的に「酸(酸味)、甜(甘味)、苦(苦味)、辣(辛味)、咸(塩味)」の5つと言われるが、四川料理には、もう1つ、「麻(マー)」という、舌がしびれる味が加わる。四川料理を代表する味が、この「麻(マー)=しびれる」と「辣(ラー)=辛い」を合わせた「麻辣(マーラー)」味である。多彩な味があるのも四川料理の魅力だが、この「麻辣(マーラー)」味が、国籍を問わず、辛いもの好きをうならせている。
この「麻辣(マーラー)」は、花椒(ホゥアジャオ)というスパイスで、ピリっとしたしびれと辛さが特徴。小さいけれど食べると、舌がしびれて、料理の味が分からなくなるほどだ。たいていはこの花椒は香りを楽しむものだとよけて食べるが、中には、このしびれ辛さにはまり、わざわざこの花椒だけを選んで食べる人もいる。
最近の上海のレストランの人気の傾向は、味だけではなく、インテリアやコンセプトなどにこだわったテーマ性のある店、そしてトレンドだけれどもリーズナブルに通える店、にあるようだ。とくに流行に敏感な若者には、その店独特の個性があり、メニューやインテリアもハイセンスでオリジナリティーあふれた店が好まれている。
「巷弄里的那家川菜」は、上海市内に数店舗展開しているが、出店している場所の環境などでインテリアを工夫して変えているようで、それぞれ違った雰囲気を出している。飲食業界の激戦区と言われる上海で人気店を維持するには、様々なチャレンジ、斬新なアイデアや工夫が必要と、多様なニーズにこたえ、常に進化しつづける店舗が増え、多様なサービスや多彩なメニューを楽しめるようになってきた。上海に来たら、ぜひ四川料理、広東料理など、上海の地元料理以外にもチャレンジしてみたい。(提供/フライメディア)
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