2012年2月22日、中国青年報によると、中国の大学生の健康を示す多くの指数が悪化していることが中国教育部の調べで分かった。第9回を迎えた中国大学生スポーツ大会の開催記者会見で明かされた。

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中国教育部などが学生の身体能力や健康について1985年から行っている全国調査で、静止状態からのジャンプや前屈、握力、ランニングなどから学生の身体能力を測るが、2010年の調査結果を2005年調査と比較すると、小中学生の身体能力低下は歯止めがかかっていることが明らかになったが、その一方で大学生の身体能力は低下が緩やかではあるものの、確実に下がり続けていることが判明した。

第9回中国大学生スポーツ大会の事務局長を務める王登峰（ワン・デンフォン）中国教育部体育衛生・芸術教育司長は「今まさに逃れることのできない現実に直面している」と危機感を表し、大学生の身体能力を大幅に向上できなければ、今後中国は人的資源大国たり得ないと話した。（翻訳・編集/岡田）