日本絡みの2つの事件で中国人が見せた「愛と憎」―中国メディア

Record China    2012年2月24日(金) 7時3分

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23日、中国メディアは、最近立て続けに起きた日本絡みの2つの事件が話題を呼んでいると報じた。写真は湖北省武漢市で自転車の盗難に遭った日本の青年。

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2012年2月23日、中国青年報(電子版)は、最近立て続けに起きた日本絡みの2つの事件が話題を呼んでいると報じた。以下はその内容。

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1つ目は湖北省武漢市で世界一周中の日本人青年が自転車を盗まれた事件。現地警察が連日連夜の捜査を展開し、わずか3日で持ち主に戻るというスピード解決に至った。だが、「日本人だったから特別扱いした」と一部市民から不満の声が。これに対し、警察は「自転車が高額だったため、刑事事件として立件する基準を満たしたから」と説明した。

だが、「特別扱い」で何がいけないのか?警察も堂々と「外国人だったから」だと言えば良い。この日本人青年は世界一周旅行の最初の目的地に中国を選び、中国でボランティアもするなど非常に友好的ではないか。中国人にとって大切なゲストだといってよい。少しでも気持ちよく過ごしてもらいたいと思うのは当たり前のことだ。

武漢の多くの市民が自転車探しに参加したのも、もてなしの心から自然に出た行動ではなかったのか?外国人に嫌な思いをさせたくない、悪いイメージを持ってほしくない、と思ったからではなかったのか?

だが、一方で河村たかし名古屋市長が20日、江蘇省南京市政府の表敬訪問を受けた際、「南京事件はなかったのではないか」と発言した事件に対しては、我々は一致団結して断固たる姿勢をとった。21日、南京市政府は名古屋市との公的交流を当面停止すると宣言したが、これくらいの反撃は当然である。

2つの事件は情に厚く、物事の良し悪しをきちんと見極める中国人の特徴をよく表している。友好的な日本人は「特別扱い」するが、そうでない日本人は「最も歓迎しない人物」としてあしらう。中国人は是非が問われる場面では、自らの立場をきちんと主張し、愛憎をはっきり示す民族なのである。(翻訳・編集/NN)

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