「中国との交流否定しない」野党・民進党に対中政策軟化の兆し―台湾

Record China    2012年2月24日(金) 12時2分

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22日、台湾の野党・民進党スポークスマンは、「民進党は対中政策において実務的かつ温和な路線を常に強調し、中国本土との交流についても否定はしてこなかった」と発言。これまで比較的、台湾独立派に寄っていた党路線を軟化させる姿勢を見せた。写真は台湾総統府。

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2012年2月22日、台湾の野党・民進党は中央執行会議で、今年1月に行われた台湾総統選に関する検討報告を行った。党スポークスマンの林右昌(リン・ヨウチャン)氏は、「民進党は対中政策において実務的かつ温和な路線を常に強調し、中国本土との交流についても否定はしてこなかった」と発言。これまで比較的、台湾独立派に寄っていた党路線を軟化させる姿勢を見せた。中国・環球時報の報道。

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今回の総統選でも国民党に敗北を喫した民進党。検討報告書は、「反中」「鎖国路線」と誤解されてきた従来の党イメージを払しょくすべく、中国本土とその台湾政策の変化にさらに注目し、中台双方向の交流を促進すべきとした。経済面における中台の結び付きがより強まりを見せる中、同党の中国に対する強硬姿勢が経済的脅威に転化するとの懸念について、「中国への経済的依存に陥らず、経済・生活に安心感を与える政策をとるべき」とした。台湾の主権と経済的独立は引き続き掲げながら、温和さや柔軟さがより必要になってくるとの表現で、対中政策の軟化をにおわせている。

これまで、台湾総統選のキーワードとなってきた対中路線。統一派か独立派、どちらを打ち出すかが選挙結果に一定の影響力を持っていたが、現在では“対中路線”は経済政策として認識される傾向にある。(翻訳・編集/愛玉)

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