Record China 2018年4月15日(日) 15時30分
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8日、中国のネット上にこのほど、箱根を訪れた中国人観光客の感想をつづった文章が掲載された。写真は箱根。
2018年4月8日、中国のネット上にこのほど、箱根を訪れた中国人観光客の感想をつづった文章が掲載された。以下はその内容。
日本の第一印象についてはもうよく覚えていない。それでも覚えている中で最も印象深かったのは、飛行機から降りてすぐに出会った、こちらが日本語が分からないと知りながらも、熱心に日本語で話しかけてくる空港の職員たちのことだ。
入国審査場の男性職員は私を間違った窓口へと案内した。一方、入国審査の書類に記入するのを手伝う女性職員は流ちょうな英語を話していた。日本人は総じて英語の発音に問題があると聞いていた。だがそうではないと思ったのもつかの間、入国審査の男性の「how long will you stay?」はとても英語には聞こえないものだった。
箱根の第一印象は、日本そのものに対する第一印象と同じく、「かわいい」だ。着物の帯の蝶結びを手伝ってくれた日本人女性が「かわいいでしょ?」と聞いてきた。私はこの複雑な結び方を「美しい」と感じた。だが「かわいい」とは思えなかった。「かわいい」は日本特有の概念のようだ。箱根はその建物から鉄道に至るまですべてが「かわいい」。その理由については上手く言えない。だが一つだけはっきりしているのは、色のとりあわせがとても素敵だということだ。まるでアニメの世界から抜け出してきたかのようだ。アニメが現実を描いたものなのか、現実の建物がアニメを参考にデザインされたものなのか、ふと疑問に思った。
日本の鉄道路線の乗り換えの複雑さはこの上ない。駅の広さも半端ない。目指す乗り換え口まであと何百メートルという案内板を見ると絶望的な気分になる。ホームもたくさんあり、その上、各停に急行、特急……。
鉄道料金も中国に比べればずいぶん高い。スイカは関東地方のほぼすべての路線で使えるようだ。周遊券などもあるが、どの路線に使えるか確認する必要がある。箱根にも登山電車やケーブルカー、遊覧船などがある。観光マップにはさまざまな色の実線や破線でそれらが示されている。(翻訳・編集/柳川)
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