北朝鮮、日本人拉致問題「解決済み」と伝達―中国メディア

Record China    2018年4月9日(月) 10時20分

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8日、中国国営新華社通信は、北朝鮮が日本側に「日本人拉致問題は解決済み」とのメッセージを改めて伝えてきていることが分かったとする日本メディアの報道を紹介した。写真は北朝鮮。

2018年4月8日、中国国営新華社通信は、北朝鮮が日本側に「日本人拉致問題は解決済み」とのメッセージを改めて伝えてきていることが分かったとする日本メディアの報道を紹介した。

共同通信が8日、複数の日朝関係筋の話として伝えたもので、伝達は今年3月ごろとみられるという。

新華社は、(1)2002年に当時の小泉純一郎首相が北朝鮮を訪問し、その後、拉致被害者5人が帰国したこと(2)拉致問題は存在しないと断固主張する北朝鮮に対し、日本は多くの失踪者の行方について説明するよう求めてきたこと(3)数年に渡る交渉を経て北朝鮮は14年に再調査と特別調査委員会の立ち上げを約束して日本が制裁の一部緩和に応じたこと(4)北朝鮮の核・ミサイル実験に対し、日本が制裁を回復・追加すると、北朝鮮は16年に特別調査委員会の解体を表明したこと(5)日本政府は今年2月以降、複数のルートを通じて北朝鮮側に、安倍晋三首相が最高指導者の金正恩(キム・ジョンウン)氏との会談を希望していると伝えたこと(6)日本は開催が予定されている南北首脳会談、米朝首脳会談で拉致問題を提起するよう米韓両国に働きかけていること―など、この問題をめぐる一連の経緯を紹介した。

その上で新華社は、8日付の共同通信が日朝関係筋の話として「北朝鮮は、日本が政策を変更しない限り大きな流れに乗り遅れるとけん制しているようだが、日本は拉致問題解決を求め続ける」と伝えたことを紹介した。(翻訳・編集/柳川)

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