Record China 2018年4月10日(火) 8時20分
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9日、環球時報は、インドが「鉄道外交」によって隣国のネパールを取り込む動きを見せており、これに対して日本メディアから「中国へのけん制」との見方が出ていることを伝えた。写真はインド。
2018年4月9日、環球時報は、インドが「鉄道外交」によって隣国のネパールを取り込む動きを見せており、これに対して日本メディアから「中国へのけん制」との見方が出ていることを伝えた。
ネパールのオリ首相は、インド・モディ首相の招待を受けて6日から3日間インドを訪問した。記事は、両国首脳会談の内容に対する両国メディアの報道内容を紹介している。
ネパールの週刊英字紙ネパリタイムズは8日「インドがネパールに対して『鉄道外交』を展開した。首脳会談後の記者会見でモディ首相が『チョモランマとインド洋を繋ぐ』とし、両国の鉄道建設でコンセンサスを得たことを示した」と報じた。
インド日刊英字紙ザ・タイムズ・オブ・インディアは「中国によるインフラ建設の『攻勢』に対処すべく、インドはカトマンズとビハール州を結ぶ鉄道建設のほか、ネパールに対し内陸水運貿易を開放する。モディ首相は年内にネパールを訪問し、インドが建設する大型水力発電所の着工式に出席する見込みだ」としている。
また、インド日刊英字紙インディアン・エクスプレスも8日、モディ首相がネパールの経済建設、安全保障に対する約束の履行を続けると発言し、「中国寄り」とされるオリ首相も「インドとの強い相互信頼関係構築を求めている」と表明したことを伝えた。
記事は、日本メディアが「ネパールは地理的に中国とインド両方に国境を接している。長きにわたりインドから経済支援を受けてきたが、『一帯一路』構想を打ち出して以降、中国がインフラ建設支援を行っており、その存在感も急速に高まっている。インドとしては、これを機にオリ首相との関係を立て直して、中国をけん制する目的を達成したい狙いがある」と報じたことを紹介した。(翻訳・編集/川尻)
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