外国人に大人気の「和牛」、実は日本人はあまり食べていない?―台湾メディア

Record China    2018年4月10日(火) 6時50分

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8日、台湾・中国時報電子版は、日本のグルメとして外国人に愛されている「和牛」が、実は日本人にはあまり食べられていないと報じた。資料写真。

2018年4月8日、台湾・中国時報電子版は、日本のグルメとして外国人に愛されている「和牛」が、実は日本人にはあまり食べられていないと報じた。

記事は「先日、台湾で日本の和牛の輸入が解禁され、多くのグルメ愛好家たちがその味を堪能しようと考えていることだろうが、日本の統計データによると、和牛は値段が高すぎて日本人ですらあまり食べられない、あるいはまったく食べない状況になっている」と伝えた。そして、農林水産省の統計として、日本国内で消費される牛肉の大多数は米国産、豪州産であり、国産でも純粋な和牛は全体の17%しかいないと紹介している。

そして、日本では出産から生後10カ月程度まで育てる繁殖農家が4万戸あるものの、その多くが零細経営であるうえ、従事者の高齢化も重なって廃業する人が増えており、子牛の数が減少して供給量に影響が出ていると説明。これに伴い小売市場でも和牛の価格が大きく上昇していると伝えた。

農畜産業振興機構の調査によると、和牛サーロイン100グラム当たりの価格は1367円で、3年前より約2割上昇したという。記事は、「価格の高騰が日本人の和牛離れに拍車をかけているとともに、一般家庭において牛肉を食べる量自体が減っている」とし、総務省の調査で2人以上の世帯の年間牛肉購入量が20年間で半減し、逆に鶏肉と豚肉がそれぞれ3割増加したとの結果が出たことを紹介している。(翻訳・編集/川尻

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