2012年2月24日、シンガポール華字紙・聯合早報は、元新聞記者・黄彬華（ホアン・ビンホア）氏のコラム「中国家電業界の巨頭ハイアールが日本進軍」を掲載した。

【その他の写真】

かつて世界の家電王国だった日本だが、中国や韓国などの新興工業国に追い上げられ苦しんでいる。とりわけ昨年は東日本大震災、円高、タイ大洪水とアクシデントに見舞われ、大手家電メーカーは軒並み赤字に転落した。

そうした中、昨夏に三洋電機の家電事業を買収した中国家電業界の巨人ハイアールが、新たな日本進出プランを発表した。三洋のAQUAブランドを活用し、日本での販売を強化する方針だ。

また、日本にハイアールアジア本部と研究開発センターを設立。中国企業による「メード・イン・ジャパン」製品を製造し、日本を橋頭堡（きょうとうほ）に世界戦略を加速させる方針だという。（翻訳・編集/KT）