相次ぐ商標権紛争、今度はエルメスが中文商標問題で敗訴―中国

Record China    2012年2月27日(月) 14時38分

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26日、高級ブランド・エルメスが商標の裁定を不服として中国商標評審委員会を訴えていた裁判で、エルメスが敗訴したことが分かった。iPad商標問題をはじめ、中国の商標権問題が最近、注目を集めている。写真は江蘇省南京市のエルメス専売店。

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2012年2月26日、法制晩報によると、仏高級ブランド・エルメスが商標の裁定を不服として中国商標評審委員会を訴えていた裁判で、エルメスが敗訴した。iPad商標問題をはじめ、中国の商標権問題が最近、注目を集めている。

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エルメスは1977年、中国商標局に「HERMES」という英文商標及びロゴデザインの登録を申請した。1995年、中国の達豊製衣公司は中文商標「愛瑪仕」を申請した。「愛瑪仕」はエルメスの中国名として使われているが、エルメス社は商標を申請していなかった。

1997年、エルメスは達豊製衣公司の商標撤回を申請したが却下された。再審を請求するも却下され、2011年に「愛瑪仕」商標は達豊製衣公司の保有と確定した。2009年、エルメスは問題のある商標として再び「愛瑪仕」商標の撤回を申請。2011年、中国商標評審委員会は却下する裁定を下した。

これを受け、エルメス社は中国商標評審委員会を訴えたが、先日、裁判所はエルメス社の主張を退ける判決を下した。エルメス社が提出した証拠の多くが達豊製衣公司による商標申請以後のメディア報道であり、しかも香港の報道が中心だったことから、中国本土で「愛瑪仕」が広く認知されていた証拠とはなりえないと指摘している。また「愛瑪仕」商標が詐欺、不当な手段で取得されたという証明も十分ではなかったと指摘された。(翻訳・編集/KT)

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