Record China 2018年4月12日(木) 18時0分
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12日、深セン特区報は、「日本の外相が焦って韓国へ行った」と題する記事を掲載した。資料写真。
2018年4月12日、深セン特区報は、「日本の外相が焦って韓国へ行った」と題する記事を掲載した。
河野太郎外相は10日、韓国を訪問し、11日に文在寅(ムン・ジェイン)を表敬訪問した。これは、文大統領の任期中において初となる日本の外相との会談となる。今回の訪韓の目的について河野外相は、「韓国が南北首脳会談の準備を進める中で、議題について韓国と徹底的に意見交換したい」と述べていた。
記事は、最近日韓関係が悪化していたことを指摘し、「その主な要因は2015年の慰安婦問題日韓合意について、韓国側が日本に対し、第二次世界大戦中のアジア諸国に対して犯した悪行についての正式な謝罪等を要求していることにある。しかし、2015年12月28日に日韓は最終的かつ不可逆的に解決したことで合意していた」と紹介した。また、「合意内容には、被害者(元慰安婦)を癒やし、名誉を尊重するために日本が10億円を拠出することが含まれているが、賠償金ではない」とも伝えている。
一方で、「この日韓合意は韓国国民の不満を引き起こした」と指摘。「韓国外交部の作業部会は、2017年12月に、この合意の前に被害者との意思疎通が相当不足しており、民衆の怒りを容易に引き起こす秘密交渉を含んでいたと認定した。これを受けて文大統領は、『日韓合意には重大な瑕疵(かし)があり、慰安婦問題を徹底的に解決することはできない』と表明。しかし韓国政府は、合意を撤回するとはしていない」などと経緯を伝えた。
記事は、「日韓関係が悪化しているとはいえ、北朝鮮が韓国や米国と首脳会談を行うにあたり、日本は『日本外し』を心配し、焦って韓国を訪問して関係する事柄について話し合うことにしたとの見方がある」と伝えた。(翻訳・編集/山中)
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