Record China 2018年4月13日(金) 13時20分
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中国軍の動きが活発だ。12日午前には南シナ海海域で習近平主席を迎え、過去最大規模の観艦式を実施した。18日には福建省沖の台湾海峡で実弾演習を行う。写真は空母「遼寧」。
中国軍の動きが活発になっている。12日午前には海軍が、南シナ海海域で習近平(シー・ジンピン)中央軍事委員会主席(共産党総書記、国家主席)を迎え、軍艦48隻、軍用機76機が参加する過去最大規模の観艦式を実施。18日には福建省沖の台湾海峡で実弾演習を行う。
新華社によると、習主席は午前9時ごろ、ミサイル駆逐艦「長沙」に乗艦した。場所については明らかにしなかった。長沙は午前10時ごろ、観艦式を実施する海域に到達した。観艦式には空母「遼寧」や新型潜水艦を含む軍艦48隻、軍用機76機、将兵1000人余りが参加した。
習主席は観艦式の終了時に訓示を行い、「強大な人民海軍の建設は、海に向かうという中華民族の世代の願いを委託され、中華民族の偉大な復興を実現する保障」「党と人民は英雄的で栄光の人民海軍に自慢と誇りを感じている」などと称賛。さらに「党が軍を絶対的に指導する根本的原則と制度を貫徹」することを求めた。
習主席はその後、遼寧から「J−15(殲−15)」戦闘機が発艦するなどの活動を行った。
一方で、福建海事局は同日、中国軍が福建省沖の台湾海峡で4月18日午前8時から19日午前0時まで実弾演習を行うとして、同時間帯における船舶の立ち入り禁止海域を発表した。福建海事局が発表した海域は福建省沿岸で台湾本島からは離れているが、台湾が統治している金門島には近い。
なお、中華民国(台湾)国防部の陳中吉(チェン・ジョンジー)報道官(少将)は12日、港湾防衛と有事対応能力の実証を目的とする演習を13日に実施すると発表した。駆逐艦や潜水艦などが参加し、蔡英文(ツァイ・インウェン)総統も視察する。実弾は用いない。
陳報道官は、自軍の演習と中国が12日に実施した大規模な観艦式の関係については「国軍にとって1年365日はすべて、わが家を防衛する日々だ。したがって、演習は何かに対応したものではない」と述べた。(翻訳・編集/如月隼人)
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