人民網日本語版 2018年4月14日(土) 17時10分
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江蘇省南京市でこのほど、道を尋ねる日本人の女子学生に対し、地元の人たちが見せた反応を撮影した動画が、日本と中国のSNSで大きな話題となっている。動画提供・大樹君TreeMan。
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江蘇省南京市でこのほど、道を尋ねる日本人の女子学生に対し、地元の人たちが見せた反応を撮影した動画が、日本と中国のSNSで大きな話題となっている。参考消息が報じた。
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動画では、中国に留学している日本人女子学生が南京の街中で、約20人の地元市民に道を尋ねてみたところ、誰もが親切に道案内をしてくれた様子が映されている。
女子学生は地元市民との会話の中で、「南京大虐殺」に言及するというチャレンジもしている。南京の人々は今の日本人を敵視しているだろうと心配していたものの、意外にも道案内をしてくれた人たちからの反応は、「南京大虐殺は日本の若い世代が犯した罪ではないが、今の日本人も歴史と向かい合ってほしい。南京の人々は一般の日本人に対する態度は友好的だと思うよ」というものだった。
この動画はNHKでも放送され、日本のネットユーザーからは「思ってもみなかった」というコメントが続々と寄せられた。
ある日本のネットユーザーは、「戦後生まれた今の日本人のほとんどは責任を感じることがない。そのため、誰に責任があるかを知っておかなければならない」というコメントを寄せている。
一方で、「この動画はやらせではないのか」と懐疑的なコメントを寄せる日本のネットユーザーも少数ながらおり、こうした反応に対しては、「この動画が真実かどうかを疑う人は中国に行ったことがない人だと思う。自分の周りにいる中国人はみんなフレンドリーで友好的だ」と反論する声も寄せられている。
また以前、中国侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞紀念館を見学したことがあるという日本のあるネットユーザーは、「見学に行った時、ガイドの人が『あなた達若い世代に当時の責任はないけれど、同じ過ちを繰り返さない責任はある』と言っていた」というコメントを寄せている。
中国のSNS上でも、この動画は注目を集めており、その再生回数はすでに延べ400万回以上にのぼっている。
そして、「すっかり白髪になったお年寄りたちが、『中国人はみんな友好的だよ』というのを聞いた瞬間、とてもこの世界が愛しくなった」と感動のコメントを寄せたネットユーザーも少なくない。
一方で、「南京」と「日本」という痛ましい記憶を蘇らせる2つを向きあわせるこの動画に対し、「こんな動画を製作する意味があるのか」というコメントを寄せたネットユーザーもいた。
それでも多くの人は、「歴史を銘記することの意義は、自分たちがもっと強くなって、歴史を繰り返さないようにすること」との見方を示している。
「かつて日本は南京を傷つけたが、日本の一般市民に罪はない。この動画は中国人の平和を愛する心を反映している」。
動画の中で南京市民たちは実際の行動を通して、「歴史を忘れることは裏切りだが、歴史を銘記することは、永遠に憎しみを抱くということではない」ということを伝えている。
図らずも、中日の民間の関係をめぐって、海外のあるセルフメディアがネット上に「日本人から見た中国」というインタビュー動画を投稿している。
ほとんどの日本人が、中国人に対して、友好的、一生懸命、仕事をまじめにするというイメージを抱いているものの、南京大虐殺に関する歴史について聞かれると、ほとんど何も知らなかった。
「教科書に載っているのはごく一部」。
「日本人は過去にあったことはオープンにしなければならない」。
「日本人の中国に対して行ったことは極めて残虐で衝撃を受けた」。
「歴史をきちんと知ることが大切だと思う」。
「この動画を見ている中国人に、両国の関係が良くなるメッセージを」と求められた日本の人々は、「仲良くしましょう」、「同じアジア圏で暮らしているので、全世界が平和の戦争のない、核のない世界の中で共存共栄しながら力を合わせてがんばればいい」とコメントしている。
両国の人々の純粋な善意は人の心をほっこりさせてくれる。動画の最後で述べられているように、復讐のためではなく、愛のために南京の歴史の遺訓を銘記すると誓い、世界平和が続くことを願ってやまない。(提供/人民網日本語版・編集KN)
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