サムスン電子、中国テレビ市場戦略を変更=全製品をLED方式に統一―中国紙

Record China    2012年3月2日(金) 8時45分

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2月28日、サムスン電子は中国市場で販売する液晶テレビはLEDバックライト方式のみに限定すると発表した。写真は2009年、中国市場初上陸となったサムスンLEDバックライト液晶テレビ。

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2012年2月28日、サムスン電子は中国市場で販売する液晶テレビはLEDバックライト方式のみに限定すると発表した。29日、第一財経日報が伝えた。

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液晶テレビの方式は今やLEDバックライト方式が主流となった。サムスン電子の場合、中国市場で売れた液晶テレビのうち70%がLED。従来型のCCFL方式はわずか20%、プラズマディスプレイその他は10%を占めるにすぎない。他社もLEDへのシフトを進めているが、全製品のLED方式化を決めたのはサムスンが初となる。

世界テレビ市場で20%のシェアを誇るサムスンだが、中国では苦戦している。中国市場のシェアはトップが海信の13%。以下、創維と長虹の12%、TCLと康佳の10%、シャープの8%、サムスンとソニーの7%、LGの4%と続く。

中国企業が農村部を含めた全国展開を進めているのに対し、サムスンは都市部のハイエンド市場に限定した戦略を採っていることがシェア伸び悩みの原因だ。従って安いCCFL方式を廃止したとしてもサムスンのシェアには大きな影響はないとみられる。

またLED方式が今後、主流になることは間違いないが、安い製品を求める農村部では従来型の液晶テレビも一定規模の市場を持つと専門家は分析している。(翻訳・編集/KT)

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