中華まん3個紛失で110番通報、警察官出動させた市民に非難の声―江蘇省南京市

Record China    2012年3月1日(木) 14時13分

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2月29日、マントウ(中華まん)3個を紛失した南京市の男性が110番通報して警察官を呼んだ。この男性の行為は正当なものなのか?それとも行き過ぎたものなのか?写真はマントウ。

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2012年2月29日、江蘇省南京市で先日発生した「マントウ3個紛失で110番通報」事件をめぐり、中国で論争が起こっている。人民日報(電子版)が伝えた。

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ある日、南京市内の携帯電話ショップを訪れた中年男性は展示されている商品を見ている際に、持っていたマントウ(具の入っていない中華まん)3個をカウンターの上に置いた。そのまま店を離れてしまった彼は途中で気づき大急ぎで店に戻ったが、マントウは消えていた。困った男性は警察に通報。現場に駆けつけた警察官らはマントウの行方を探す傍ら、男性に対しては手荷物には十分気をつけるよう注意した。この騒ぎを見ていた市民からは「こんな小さなことで警官を呼ぶとは、あんまりだ」との声が出た。

南京市下関区公安分局が受ける110番通報のなかには、犯罪にかかわるもののほかに「家の外で犬がほえている」や「タクシーがつかまらない」といった内容の通報も多いという。こうした犯罪以外のささいな内容の通報は警察の正常な活動を妨害し、重大な事件や事故が発生した際、警察官の現場出動が遅れる原因になりかねない。専門家は「通報があれば警官が出動するのは当然。しかし、マントウ3個に出動の価値はない」と話すが、「価値や金額で警官の出動が決まるのはおかしい。警察はさまざまな問題を解決するためにあるのだから」という意見も。「出動するのが警察の仕事。くだらないことでもすべて警察に通報すれば、世の中はいまよりずっと平和で安全になるはず」と断言する市民もいる。(翻訳・編集/本郷)

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