Record China 2012年3月4日(日) 5時30分
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1日、男女平等をうたってきた現代中国に、変化の兆しが見られる。このほど広東省で行われた統計結果では、約5割の女性が「良好なキャリアを築くよりも、良好な結婚相手を見つけるべし」と考えていることがわかった。写真は中国のドラマ「AA制生活(ワリカン生活)」より。
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2012年3月1日、「天の半分は女性が支える」として男女平等をうたってきた現代中国に、変化の兆しが見られる。広東省婦女連合会と広東省統計局が合同で行った最新統計結果では、約5割の女性が「良好なキャリアを築くよりも、良好な結婚相手を見つけるべし」と考えていることがわかった。新快報の報道。
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夫婦共働きが常識となっている中国。収入も夫婦が共同で確保するなら、家事も夫婦で分担―というのが一般の家庭像かと思われていたが、男女の収入格差を見れば、男女平等はまだまだ現実のものとなっていないことがわかる。この10年間で、広東省在住の女性の平均年収は3倍の1万7517元(約22万7000円)となっているが、男性と比べると、これはわずか6割にすぎない。不動産や預金、自動車や株の所有額から見ても、職場における管理者層の割合から見ても、女性は男性に及ばないという現状は顕著だ。雇用機会や給与査定が平等ではない、産休を理由とした解雇なども、依然として存在する。
こうした現状から、「男は外、女は内」「よい仕事よりもよい嫁ぎ先」という旧来の価値観が徐々に見直されつつある。前出の統計で、「男性は社会活動が主で、女性は家事が主であるべき」と回答した女性は56.5%となり、10年前よりも3.3%増加した。「よい仕事よりもよい嫁ぎ先を見つけるべき」という風潮については、男性の4割、女性の5割が賛成とした。(翻訳・編集/愛玉)
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