北村愛子 2018年4月18日(水) 23時0分
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今年の6月15日からいよいよ民泊が解禁されます。写真は先日、家族で訪れた我が家のおススメスポット「檜原村の重要文化財・小林家住宅」日本のマチュピチュ!と勝手に名付けています(笑)。
今年の6月15日からいよいよ民泊が解禁されます。新しい民泊制度の紹介をメインとした民泊ムック本が出来るという事で、民泊で便利な新サービスとして訪日中国人向け買い物サービス「J-GO」の取材を受けました。
今年の6月15日から「住宅宿泊事業法」が新たに施行され、一般の住宅地でも条件付きで民泊が可能となることです。つまり、今住んでいる自宅の空き部屋を有償で旅行客に貸し出しができるようになります。今までもあったじゃない?と思われるかもしれませんが、今までは国家戦略特区と指定された地域のみ、もしくはサービスが先行し、法的な整備が整わないまま進んでおり、いわゆるグレーなサービスだったのです。
この法律ができたことで、正々堂々と外国人を家に宿泊させることができるのですから、私は自分の東京の自宅でも民泊をしてみようか考えています。
というのは、以前も話したように中国人のニーズはますますローカル。日本人がどう生活しているのか見てみたいのです。そして子どもたちにとっても異文化交流ができるのですから良い経験になります。
特に同世代の子どもがいる家族だったら子ども同士も一緒に遊ぶことで仲良くなれますし、週末を利用すれば一緒に東京観光・東京の郊外のおススメスポットにも連れていくことができます。
外国人の子どもを預かりたければホームステイファミリーに登録する方法もありますが、私は高校生や大学生を家に入れる事には不安があります。且つ長期間は現実的に難しいのです。しかし、同世代の子どもを持つ家族であれば、それも1泊2日、2泊3日程度であれば、何より子どもが楽しいのではないかと考えたのです。
相手を選ぶ権利は家主にあるわけですから、週末のみ、小さな子どもを持つ家族のみという限定で民泊をスタートしてみると良いかもしれません。
民泊だから新しく部屋を用意しなくては、新しく布団を揃えなければと気負わず、子どもがいつも使っている部屋をその週末だけ空けて(子どもは少し狭いですが小さな頃のように親と川の字で寝て)、そのお部屋を貸せばよいのです。もしかしたらお客様が来ることでお部屋の片付けも子どもとできて一石二鳥かも。費用も食事代くらいで安く設定すれば、そんなに大きな責任・不安もありません。子どもの教育の一環として家を家族をオープンにしてみてはいかがでしょうか。
若いころ、1人でいろいろな国を巡りました。現地のバスで乗り合わせた人から今夜は我が家に泊まったら?と気軽に声をかけてもらったり、突然お邪魔して食事をご馳走になったり。海外の方のフレンドリーでオープンなスタイルに感動したことを覚えています。
そして、日本の田舎でもそうした交流があります。しかし、知っている人ならいいけど、知らない人、まして言葉が通じるかわからない人を家に入れることを日本人は極端に怖がります。まずは、この民泊解禁を機に、少しずつ自分の家をオープンにし、外国人との交流を増やしてみてはどうでしょう。真のオモテナシ国家日本を示し、国のインバウンド推進にも寄与するのではないかと思うのです。
■筆者プロフィール:北村愛子
1976年静岡県西伊豆生まれ。大学時代に1年間交換留学で上海、その後仕事で3年半、上海に滞在。日本帰国後、中国人社長の秘書兼広報として約10年勤務。2016年4月に友人の中国人向けお買い物アプリの立ち上げに参画し、現在に至る。
1976年静岡県西伊豆生まれ。大学時代に1年間交換留学で上海、その後仕事で3年半、上海に滞在。日本帰国後、中国人社長の秘書兼広報として約10年勤務。2016年4月に友人の中国人向けお買い物アプリの立ち上げに参画し、現在に至る。日中子育て事情(日本語)日中子育て事情(中国語)訪日中国人買い物アプリ『J-GO』HP
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