Record China 2018年4月18日(水) 13時40分
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17日、韓国メディアは、朴槿恵前大統領が懲役24年、罰金180億ウォンを宣告された1審判決の控訴を放棄したことについて「神の一手か、危険な賭けか」と伝えている。写真は朴前大統領の釈放を求める署名運動。
2018年4月17日、韓国・世界日報は、朴槿恵(パク・クネ)前大統領が懲役24年、罰金180億ウォン(約18億円)を宣告された1審判決の控訴を放棄したことについて「神の一手か、危険な賭けか」と伝えている。
ソウル中央地裁によると、朴前大統領は16日、1審への控訴を放棄する意思を明らかにした。朴前大統領が裁判所に提出した書類には「被告人は控訴を放棄します。また被告人の妹・朴槿令(パク・クンリョン)が提出した控訴状は、本人の意思に反したものであることを明らかにします」と記載されていたという。
これについて記事は「いずれにしても検察の控訴により2審裁判が行われることが明らかな状況のため、控訴を断念することで朴前大統領はこれまでの『私は現司法を信頼していない』という主張の信ぴょう性を高めると同時に、2回目の裁判で量刑が変わる可能性があるという実利も得た」と分析。
さらに「控訴放棄は朴前大統領が支持者らに対し、政治的に深刻な弾圧を受けている姿をアピールできるため、支持層の結集も含めた1石3鳥の効果につながる点も考慮した決定とみられる」と指摘した。
一方で記事は「朴前大統領の控訴審は1審と同じく法廷に被告人がいない状態で行われる可能性が高い」とし、「被告人が控訴を放棄した上に裁判への出席まで拒否した場合、事実上『防御権を行使する気がない』という意思表示と判断され、量刑に不利に働く可能性がある」との見方も伝えている。
この報道を受け、韓国のネットユーザーからは1500件を超えるコメントが寄せられており、そのほとんどが朴前大統領を批判する内容だ。コメント欄には「朴前大統領は検察の捜査も拒否、裁判も拒否だ。国民に対して反省の姿もなく謝罪もない」「再びこのような人が政治家にならないようにせねばならない」「司法無視か」など厳しい声が並んだ。
一方で「残りの人生を諦めたんじゃないのか」「かわいそうだ」など、朴前大統領への哀れみの声も見られた。(翻訳・編集/三田)
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