米国が東アジアの「覇者」に返り咲くことはない=経済的に影響力増す中国―中国紙

Record China    2012年3月5日(月) 5時24分

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2日、青年参考は吉林大学国際関係研究所特約研究員の孫興傑氏のコラム「米中は東アジアに「覇者」が出現することを望まない」を掲載した。写真は2011年12月、米中ピンポン外交40周年イベント。

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2012年3月2日、青年参考は吉林大学国際関係研究所特約研究員の孫興傑(スン・シンジエ)氏のコラム「米中は東アジアに「覇者」が出現することを望まない」を掲載した。

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10年から続くオバマ政権の「アジアへの回帰」戦略によって、中国の外交は受動的な立場に追い込まれた。だがそれは長く続くものではない。中国の影響力は市場を通じたもので、暴力によるものではない。ゆえに拡散性、浸透力を持った影響力であり、敵味方をはっきり線引きするような冷戦思考とは異なる。

また米国の盟友である日本、韓国は同時に中国とも緊密な経済関係を結んでいるほか、インド、ロシアオーストラリア、ニュージーランドなど広義の東アジアに関連するプレーヤーの多さを考えれば、米国がそのすべてを束ねることは困難だ。

そもそも「アジアへの回帰」戦略は、米国が東アジアの「覇者」に返り咲くことを目標としたものではない。そして、中国もまた「覇者」の出現を望まない。この点で米中両国の目標は共通している。周辺国の問題に積極的に参与し、ルールを作り上げることこそが中国の目的である。(翻訳・編集/KT)

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