2012年3月6日、中国経済ネットの報道によると、中国の高級酒価格が大きく下落している。専門家は、2012年上半期一杯、高級酒価格は下落し続けるとみている。

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高級酒の中でも茅台酒の下落は大きく、春節前は2300元（約2万9700円）だったものが、場所によっては1800〜1900元（約2万3200〜2万4500円）と400〜500元（約5100〜6400円）と2割も下落している。五糧液も100元（約1300円）ほど値を下げている。

専門家によると、高級酒市場において、茅台酒は価格の指標的役割を担っており、今回の大幅な下落は酒造市場全体に影響を及ぼすという。実際高級酒以外の酒造市場で既に価格の下落が起きている。

また、専門家の間でも、高級酒価格下落は、経済成長速度が緩やかになったことによる自然的な下落と、シーズンオフの販売促進による価格下落などに意見が分かれている。

さらに、政府が機関事務管理条例で質素倹約を提唱していることが、高級酒の需要を下げ、価格に影響しているとみる専門家もいる。

茅台酒はこの9年ほどで、価格を10倍以上上げてきた、2003年10月に218元（約2800円）から268元（約3400円）に価格を引き上げてから、上昇は止まることなく、2011年には2300元（約2万9700円）に達した。（翻訳・編集/内山）