中国の半導体産業はなぜ韓国サムスン電子のように発展できないのか―中国メディア

Record China    2018年4月21日(土) 15時50分

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19日、鳳凰網は「中国の半導体産業はなぜ韓国サムスン電子のように発展できないのか」とする記事を掲載した。資料写真。

2018年4月19日、鳳凰網は「中国の半導体産業はなぜ韓国サムスン電子のように発展できないのか」とする記事を掲載した。

中国の半導体産業はなぜ発展できないのか。十数年前、韓国サムスン電子を訪れた時のことを思い出す。非常に驚いたことが3つあった。

まずはサムスン創業者・李秉哲(イ・ビョンチョル)氏の「日本に追いつき追い越せ」との強い信念だ。家電全盛時代に半導体の可能性に目をつけ、生産ラインに巨額の資金を投じた。流通経路の「川上」すなわち資源・原材料を押さえたことで、サムスンはスマートフォン事業の業績が悪化する今も、高い成長力を維持できている。

2つ目に李氏の説得力だ。半導体生産ラインへの投資には当時、反対意見が多かった。しかし、李氏は政府を説得し、日本政府からの戦後賠償金を引き入れることに成功した。大きな賭けだった。韓国政府は当時、国営企業を大々的に民営化する大英断に踏み切った。中国が恐れる国有資産の流出危機を乗り越えた。「日本を追い越せ」の信念に中国も学ぶ価値がある。

最後に、サムスンの半導体事業での経験の蓄積だ。投資は常に巨額であり、失敗すれば倒産の可能性もあった。半導体という製品があればこその決断だった。つまりサムスンの発展は経営者の精神、投資によるリスクの克服、政府による環境整備に支えられていたのだ。(翻訳・編集/大宮)

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