高速鉄道の工事停止で「毎月128億円の損失」、全人代代表が指摘―中国

Record China    2012年3月8日(木) 8時17分

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7日、全人代の代表で中国の衛星政党(民主党派)の1つ「中国民主促進会」の党員である毛桂芬氏が、「高速鉄道工事の多くが停止されたことで毎月10億元(約128億円)もの損失が生じている」と指摘した。写真は5日、全国人民代表大会が開幕した人民大会堂。

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2012年3月7日、京華時報によれば、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の代表で中国の衛星政党(民主党派)の1つ「中国民主促進会」の党員である毛桂芬(マオ・グイフェン)氏が、「高速鉄道の建設工事の多くが停止されたことで毎月10億元(約128億円)もの損失が生じている」と指摘した。

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現在、中国の高速鉄道は営業距離が7000kmに達し、2010年末の時点で全世界の約半分の高速鉄道が中国によって運営されていることになり、建設中の路線も1万kmを超える。ところが、昨年7月の衝突・脱線事故を受け、高速鉄道建設への投資額が大幅に縮小、一部のプロジェクトは突如工事が中断するなど、きわめて大きな経済的損失を生んでいるという。

毛氏はこのほか、工事のため地方から出稼ぎに来ている“農民工”(出稼ぎ労働者)の給与遅配の問題も日に日に深刻になっていると指摘。事故の影響が尾を引いているが、高速鉄道はすでに多くの産業チェーンを構成しており、その建設の歩みを止めるべきではないと主張した。

これ対し、中国鉄道部・工程管理センターの武●(=訊の偏をさんずいに、ウー・シュン)常務副主任は、「昨年は鉄道建設の資金調達が難しかった」し、「民間からの鉄道建設への資本参加を奨励する」との考えを示した。(翻訳・編集/岡田)

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