Record China 2018年4月23日(月) 8時0分
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20日、中青在線は、350年あまりの歴史を持つ日本の調味料企業・キッコーマンの幹部が上海大学で特別講座を開いたと報じた。資料写真。
2018年4月20日、中青在線は、350年あまりの歴史を持つ日本の調味料企業・キッコーマンの幹部が上海大学で特別講座を開いたことを報じた。
記事は「20日午後、350年あまりの歴史を誇る、世界的に有名な調味料ブランド・キッコーマンの茂木修取締役常務執行役員率いる一行が上海大学を訪れ、茂木氏が『持続可能な発展を実現する秘訣』と題した特別講座を行った。茂木氏によれば、同夜は現在中国市場進出の構想があるものの、上海で日本の醤油を普及させるのは、数十年前に米国で普及させた時よりもさらに難しいという」と紹介した。
記事によれば、茂木氏は講座の中で「中国の市民にキッコーマンの醤油と中国本土の醤油は一体どこが違うのかを説明するのが難しい。実際、製造技術や材料など中国の醤油とは全く異なるのだけれど」と語った。そして、1950年代に同社が米国進出を進めた際、醤油を使ったグルメレシピの作成や、米国人の習慣に合うバーベキューソース作りといった方式で市場を開拓し、同様の手法を欧州においても採用してきたと説明している。
しかし、もともと現地に醤油がある中国でこれらの手法を採用することは難しいとのこと。茂木氏は「純醸造の醤油と一般の醤油に一体何の区別があるのか。このPRと説明が難しい」と語るとともに、今後中国市場を切り開くための一連の措置を打ち出していく考えを示した。
茂木氏は講座のほか、北京、広東、四川、浙江、上海からやって来た15人の大学生代表とのディスカッションにも参加。大学生たちからスマートフォンやモバイル決済による中国社会の変化や、中国人の飲食習慣の変化、外出様式の多様化について説明を受け、「中国の消費者の生活観念や消費スタイルに大きな変化が起きている。わが社も経営戦略を調整した、市場の支持を勝ち取れるようにしなければ」と語った。(翻訳・編集/川尻)
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