口だけの改革者・胡錦濤から本物の改革者・習近平の時代に―香港紙

Record China    2012年3月9日(金) 8時9分

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7日、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは記事「改革、習近平・李克強に他の選択肢はない」を掲載した。転換期を迎えた中国にとって改革はもはや必要不可欠だと指摘している。写真は6日、両会開催中の人民大会堂。

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2012年3月7日、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは記事「改革、習近平李克強に他の選択肢はない」を掲載した。

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口では改革を唱えながらも10年間の在任期間中、大きな前進を果たせなかった胡錦濤(フー・ジンタオ)・温家宝(ウェン・ジアバオ)体制。次期政権である習近平(シー・ジンピン)・李克強(リー・カーチアン)体制は「本物の改革者」になる以外の選択は残されていない。中国経済は今、転換点を迎えており、政治と経済の構造転換を図る以外に健全な未来を開く道はない。

現在開催中の「両会」(全国人民代表大会、全国政治協商会議の総称。日本の国会に相当)は政府提案を承認するだけの「ゴムのハンコ」と揶揄(やゆ)されているが、しかし反対票は年々増加しているほか、中央政府から基礎自治体まですべての指導者が集まるとあって民間から数千件もの提案が寄せられる。

では習・李体制の最初の課題は何になるのだろうか?高官らの言葉を聞く限り、おそらくは汚職対策と国有企業による独占体制の打破となりそうだ。歴史をひも解いてみても、新皇帝の第一の仕事は腐敗と官僚主義の取り締まりだった。

命令を聞かない部下を排除し腹心を取り立てることが目的だが、習・李体制は肥大化した官僚体制の整理によって民意をつかむことができよう。またコンパクトになった政府機構と民間企業に対する規制緩和は、中国経済にさらなる持続的発展をもたらすものとなる。(翻訳・編集/KT)

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