Record China 2012年3月10日(土) 18時10分
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8日、未来を左右する35歳世代のワーキングプア問題を解決しようとする日本の提言に、「共通する問題だ」と台湾メディアも関心を寄せている。写真は東京。
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2012年3月8日、台湾の聯合晩報は社説のなかで日本のワーキングプア問題に触れ、「35歳世代を救おう」という日本の提言に「台湾にも共通する問題だ」と論じた。9日付で中国新聞社が伝えた。以下はその内容。
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35歳と言えば、昔なら仕事も家庭も安定した時期に入り、未来に向かって堅実な人生計画を立てることのできる年齢だ。しかし、今の日本は違う。35歳世代の多くが安定した仕事に就けず、将来など考える余裕もない。恋人もつくれず、温かい家庭などなおさら築けない。35歳なのに家も持てず、基本的な生活レベルを保つこともできない。やっと結婚できたとしても夫婦共働きで、子供をつくることもできない。
こうしたワーキングプアの35歳世代を救おうという論議が日本社会で活発になっているが、台湾の35歳世代の状況も日本とよく似ている。さらに若い世代も同様だ。若者たちは出口の見えない長いトンネルの中を歩き続けているようなもの。貧富の格差は広がり、構造的失業問題は根深く、インフレの脅威は拡大する一方で、自身の努力で成功をつかむチャンスは少なくなるばかり。社会は35歳世代を救うだけでなく、若者たちの「明日はもっと良くなる」という夢をも救わなければならないのだ。(翻訳・編集/本郷)
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