フライメディア 2018年5月2日(水) 18時40分
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おしゃれなパン屋さんが多くなってきた上海で、「網紅(ワンホン)」パンが登場して、若者が行列をつくっている。その名も「臟臟包(zang zang bao)」といい、日本語の意味は「きったないパン」。
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「元祖きったないパン」と看板を出しているのが、ベーカリー&ドリンクの「LELECHA(楽楽茶)」。大人気となった今、多くのベーカリーやコンビニでも販売されているので、元祖(?)にこだわらなければ、比較的簡単に手に入るのだが、やはり、まだ元祖は人気で、行列ができている。
ちなみに「網紅」は、最近になって日本でもよく聞く言葉だが、インターネット上で大きな影響力をもつとか、人気があるという意味。
SNSなどで大人気となり、「大衆点評(中国最大の生活情報、口コミ投稿サイト)」などで話題となって、商品が有名になり行列ができる。またその行列が口コミでさらに広まり、さらに大行列となるというのが、現在の上海でブームになる鉄板のパターン。
そもそもこの「きったないパン」、ネーミングもインパクト大だ。どうしてこの商品名なのかというと、パンにはココアパウダーのトッピングやチョコのコーティング、そして中までチョコたっぷりで、食べると口の周りや手が汚れるところから、この名前がついたということだ。まさに食べ方や食べている姿をみると、「きったない」感じがするパン。
お味は?というと、濃厚なチョコもココアパウダーもおいしく、外側のさっくり感と中のしっとり感など絶妙なバランスが抜群の味!ただ、1、2時間並んでも食べたいか?と聞かれると正直、悩んでしまうが、話題性ということで行列に並ぶ若者が多いのだろう。ちなみに値段は、店により違うが、だいたいひとつ約180円〜300円。
最初は、チョコレート味が定番だったこの「きったないパン」。最近は、上海で不動の人気を誇る抹茶や、ストロベリーなど季節感のある味も登場して、味のバリエーションも増えている。
常に最新をもとめ、新しいもの好きの上海では、こうした流行やブームの命はとても短いとよく言われるが、この「きったないパン」人気がいつまで続くか。並ばなくても普通に買える日が来るのもそう遠くないはずだ。(提供/フライメディア)
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