「中国は略奪的発展を遂げている」との外国の疑心暗鬼を対話で解消せよ―中国政協委員

Record China    2012年3月16日(金) 8時29分

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14日、中国新聞網は、全国政治協商会議の李小林委員への取材記事を公開した。李委員は他国とのコミュニケーションの重要性を説いている。写真は12年3月、北京のメキシコ大使館で行われた国交成立40周年パーティー。

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2012年3月14日、中国新聞網は、全国政治協商会議の李小林(リー・シャオリン)委員への取材記事を公開した。

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李小林委員は故・李先念(リー・シエンニエン)元国家主席の娘。改革開放直後に米国に留学し、37年間にわたり対外友好事業に従事している。2011年9月には中国人民対外友好協会初の女性会長に就任した。

中国民間企業の多くが海外進出を目指しているが、さまざまな問題に直面していると李委員は指摘。重要なのはコミュニケーションを重ね、問題を解決することだと話した。互いに絶対譲れない問題ではないかぎり道理を説けば必ず合意できると、自らの経験をもとに助言している。

李委員は、企業だけではなく中国政府もまた対外関係に苦しんでいると指摘した。「古い友人」の国々も「中国の発展は『略奪的』発展ではないか」と疑いの視線を向けているという。

「古い友人」の一国であるメキシコは、中国の世界貿易機関(WTO)加盟に最後に同意した国となった。以前、アルバレス元大統領は李委員に対して、「私たちがあなたたちを国連に迎え入れたのだ。今、金の話だけをしてはならない。情義を説くことが重要だ」と話したという。

他国に理解してもらうためには、中国は覇権主義ではなく平和的発展を目指すことを我慢強く説明し続けることが必要だと李委員は説いている。(翻訳・編集/KT)

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