Record China 2018年5月2日(水) 0時50分
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1日、韓国メディアはこのほど、変化する韓国人女性の美の基準について報じた。資料写真。
2018年5月1日、韓国・ヘラルド経済はこのほど、変化する韓国人女性の美の基準について報じた。
最近韓国では、MBCの女性アナウンサー、イム・ヒョンジュアナがニュースに眼鏡姿で登場して話題を呼んだ。眼鏡をかけたからといって「何を大げさな」と思うかもしれない。しかし、実は韓国の地上波の女性アナウンサーが眼鏡をかけてニュースに出たのは初めてだというのだ。
記事では「女子アナの眼鏡」について「ニュースを進行する際に眼鏡をかけてはいけないという規制は韓国にはないが、これまで暗黙のうちにタブー視されてきた。その一方で、男性アナウンサーの眼鏡姿は人によってはトレードマークともいえる」と伝えている。女性アナに対する固定観念からの脱却を試みたイムアナは、自身のSNSに「毎日コンタクトをつけるため目が痛かった。私たちが当たり前に思っていた慣行に疑問符を投げかけたかった」と明かしたという。
このような女性の眼鏡に対する認識は、ドラマからもうかがえるとのこと。女性キャラクターに不細工との設定を加える際には主に眼鏡が使われ、変身時にする行動は眼鏡を外してコンタクトレンズをつける。そしてこれを見た男性キャラクターが一目ぼれする。記事によると、これは韓国のロマンチックコメディードラマでしばしば見られてきた表現だという。
さらに記事は「眼鏡だけではない」とし、現代版コルセットともいえる「ブラジャー」を脱ぎ捨てた「ノーブラ」に対する認識の多様化についても伝えている。代表的なのは女性アイドルグループf(x)出身のソルリで、自身のSNSで日常姿を公開し、ノーブラ姿が大衆の視線をくぎ付けにしたそうだ。当初「芸能人として不適切」との指摘が多かったが、次第に「個人の問題」と認める人が増えてきている。このノーブラ騒動は他の女性芸能人をはじめ、バラエティー番組にも広まっているという。
記事ではこの他にも、これまで公開された海外映画の女性キャストの「腋毛」が物議を醸したことについても伝えている。
これを受け、韓国の大衆文化評論家は「メディアに女性がどのように映るかは極めて重要。大衆文化は人々の考え方や風習に非常に大きな影響を与える。これまで放送で眼鏡がタブー視されてきたが、特に深刻だったのが女性アナウンサー。その認識が取り払われたことで、とりあえずはテレビに出る女性がより自由に眼鏡をかけることができる。社会が女性を見る視線にも少しは影響を与えるだろう」と述べている。また女性民友会メディア運動本部の活動家も「これまでの男性中心社会で強要されていたことから脱却しようとする女性たちが、自身の主張の機会が増えることを肯定的に受け止めている。日常の中でもメディアに登場する女性たちを見て影響を受けることだろう。このような女性が登場するだけでも肯定的な意味がある」との見方を示したという。
韓国のネットユーザーからは「女性のブラについては男性がランニングシャツを着てからシャツを着るか、着ないでシャツを着るかの問題と同じであって、極めて個人的な取捨選択事項」「他人の下着にまで干渉しないで」などノーブラ賛成派のコメントが目立ち、「他人がどうしようが迷惑かけなければいいこと。韓国は干渉し過ぎるのが問題」「好きなようにしたら?周りの言葉なんて気にしないでさ」など警鐘を鳴らす声も上がっている。
一方で、女性アナウンサーに対して「天気予報のアナウンサーはなんであんなに体のラインが出るワンピースを着るの?女性の私が見ても体に目が行ってしまって、天気の話が耳に入ってこない」「スポーツ放送のアナウンサーはミニスカートではなくズボンをはくべき」と厳しい指摘も。
ただし「眼鏡」が話題になったことについては「眼鏡が問題になることからして悲しい」と嘆くユーザーもいた。(翻訳・編集/松村)
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