プレミア人民元紙幣、額面の400倍の値が付く=違法販売や番号偽造が横行―中国

Record China    2012年3月16日(金) 6時31分

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14日、北京晨報は近頃中国で横行するプレミアム紙幣の取引について報じた。高いもので、実際の金額の200〜400倍の値がつけられている。写真は第4代人民元。

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2012年3月14日、北京晨報は中国で横行するプレミアム紙幣の取引について報じた。問題となっているプレミア紙幣は現在流通している第5代人民元である。

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多くの業者が取り扱っている紙幣は100元、50元、20元、10元、5元、1元の6種類で、数字が揃っているものや、中国で縁起がよいとされる8や7の数字に関連する紙幣にプレミアを付け販売している。

高いのもだと200〜400倍以上の値が付けられている。さらに、業者は「全国限定1セット」や「オークションに出せば300万元(約3900万円)はくだらない」といった具合にプレミア価値を宣伝している。

この行き過ぎたプレミア紙幣に対して専門家は「現在は第3代もしくはそれ以前の紙幣が収集の主流で、第1、2代の貴重品は市場に出ることは稀なため、高額で取引されても不思議ではない。現在流通している第5代人民元に収集の価値はない」と語った。

さらに、2005年の第5代人民元発行の折、中央銀行は発行番号や縁起の良い数字にプレミアを付け販売することを禁じると明言しており、中国の法律でもこのような業者の販売方法は違法にあたる。その上、一部の業者は高値で紙幣を販売するために紙幣番号を偽造している可能性もあるという。(翻訳・編集/内山

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