2018年4月29日、ジャッキー・チェン（成龍）の娘で18歳のエッタ・ン（呉卓林）さんが、父親のことについても触れる自伝本を出版する意向を語っていたことが分かった。詩華日報が伝えた。

【その他の写真】

ジャッキー・チェンと女優エレイン・ン（呉綺莉）の間に生まれたエッタ・ンさんの奇行が、このところ連日話題になっている。母子家庭で育ったエッタさんに最初のトラブルが報じられたのは、家出騒ぎを起こした15年春のこと。17年に再び家出し、その直後にSNS上で同性愛者であることを公開した。カナダ人女性との同居を開始したが、最近では娘と連絡がつかなくなったことで、エレイン・ンが捜索願を出していたことが明るみに出た。さらにこのほど生活に困ったエッタさんが、カナダのスーパーマーケットで従業員に助けを求める姿を撮った動画が出回って大きな話題となった。

これに続いて27日にはエッタさんと恋人女性が、動画共有サイトYouTubeに、「住む場所もなく野外で寝た」と自分たちの窮状を訴えて助けを求める内容の動画を投稿。この動画の冒頭でエッタさんは、「私はジャッキー・チェンの娘」と名乗っており、父親の名前を公に口にしたのはこれが初めてのこととなった。

香港メディアは、エッタさんが昨年、取材を申し込んだ週刊誌に対し、自伝本出版の計画があることを伝えていたと報じている。父親ジャッキー・チェンについても書き記す予定だったが、その後エッタさんから計画を見送ることを伝えてきたという。

29日には今回の騒動が始まってから初めて、母親エレイン・ンが取材陣の前に姿を見せた。これまでトラブルが発生するたびに記者の質問には必ず答えていたが、「カナダへ娘に会いに行くのか」「自伝出版は聞いているか」などの問い掛けに無言を通している。これまでと態度の違うエレイン・ンの様子に香港メディアはここ最近の騒動から受けた衝撃は相当大きいのではないかと伝えている。（翻訳・編集/Mathilda）