中国の大学が熱望する外国人教師、大学の地位と国際競争力のアップ狙い―米紙

Record China    2012年3月18日(日) 17時2分

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15日、中国政府が実施する「外国人専門家1000人プロジェクト」により、中国の各大学は外国人学者や研究者を招聘(しょうへい)することに積極的だ。写真は清華大学。

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2012年3月15日、環球時報によると、米紙インターナショナル・ヘラルド・トリビューンは12日、中国の各大学が外国人教師の招聘に力を入れていると伝えた。

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2007年に北京大学国際法学院の学院長に就任した米国人のジェフリー・レーマン教授は、ミシガン大学ロー・スクールの元学院長。かつては同大学内の教授たちを北京大学に派遣する立場にあった。現在、欧米諸国の多くの大学が予算削減の憂き目に遭っているなか、学者たちは好条件の報酬と待遇を得られる中国に着目。中国の各大学も優秀な海外の学者を招聘することに積極的になっている。中国政府が2008年にスタートさせた「外国人専門家1000人プロジェクト」は、昨年さらに延長されて実施。今後10年で500人から1000人の外国人専門家を海外から招聘し、中国の研究開発能力や創造力の向上に役立てている。

このプロジェクトに対し、これまでに約1600人の外国人が名乗りを上げているが、その大多数が中国系外国人。中国政府が求めているのは非中国系の外国人専門家だ。香港教育学院の李軍(リー・ジュン)助教授は「海外の優秀な学者たちを大学に招けば中国の国際競争力は向上し、大学の地位や名誉もアップする。それにより、大学は多くの研究資金を集めることができる」と指摘している。(翻訳・編集/本郷)

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