過剰な愛国主義に反感を抱いた中国人、李娜発言を読み解く―中国紙

Record China    2012年3月17日(土) 17時51分

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16日、環球網は、中国女子テニスのスター選手・李娜の「国のためにテニスをしているのではない」発言を取り上げた。写真は12年2月、広東省深セン市でフェドカップに出場した李娜。

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2012年3月16日、環球網は、中国女子テニスのスター選手・李娜(リー・ナー)の「国のためにテニスをしているのではない」発言を取り上げた。

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12日、テニスのBNPパリバ・オープン3回戦に出場した中国の李娜は、試合後のインタビューで「私は国のためにテニスをしているのではない」と発言した。昨年、中国人として初めて四大大会を制した李娜は「中国の英雄」的存在。一方で当局の管理を拒む個人主義者としても知られている。

中国はかつて過剰に愛国主義をあおった歴史があり、李娜の個人主義はむしろ中国社会の変化、多元化の象徴として好意的に受け入れられてきたと環球網は理解を示した。一方で競技スポーツから愛国主義を完全に排除せよという主張も過激すぎる政治的スローガンにほかならないとも指摘した。

今、中国は成熟の時代を迎えている。ならば、この時代におけるスポーツには愛国主義の提唱、あるいは排除というどちらの「政治」からも離れた空間が与えられるべきだと結論づけている。(翻訳・編集/KT)

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