2018年4月30日、環球網は、訪中日本人が少ない理由について分析する記事を掲載した。

記事は、日本と中国の研究者や報道関係者らが両国関係などについて討議する「中日シンクタンク・メディアハイレベル対話」が24日に、東京都内のホテルで開かれたことを紹介。日中両国のシンクタンクの学者、メディアの代表者ら数十人が出席し、いかにして日中関係を改善し発展させるかについて、率直に意見交換したという。

記事は、「日中の間では1年間に約1000万人の交流があるものの、このうち約70％は中国人による訪日で、日本人の訪中割合は低い」と指摘。「環球網の記者が、堀井巌外務大臣政務官に、日本人旅行者の訪中を促進するために、将来的にどんな具体的な措置をとるつもりかについて質問したが、直接的な回答はなく、より多くの中国人旅行者が訪日することを希望すると答えるにとどまった」と紹介した。

記者は、「外務省という壁に突き当たり、どうすればもっと多くの日本人が訪中するかという問題について考えたくなくなっていた矢先、偶然出会った日本人が自らこの問題の答えを出してくれた」と紹介。福岡県能古島でイモの天ぷらを売る80歳の女性が「トイレがきれいになればもっと多くの日本人が中国へ行く」と話したことを挙げた。

これに対し、中国のネットユーザーから「これは事実。改善されることを希望する」「中国のトイレは確かに汚い」」「これは紛れもない事実だ。特に観光地のトイレ」「これはちょっときまりが悪いな」など、納得するコメントが多く寄せられた。

しかし、「本当にトイレのせいなのか？」「主な原因は日本の人口が少ないということだろう」「日本人はお金がないというのが原因では」などの意見もあった。（翻訳・編集/山中）