2018年5月1日、韓国釜山市の日本総領事館前で、日本植民地時代の「徴用工像」の設置を強行する市民団体と、それを阻止しようとする警察が衝突する騒ぎがあった。

KBSなど複数の韓国メディアによると、韓国の市民団体「強制徴用労働者像建立推進委員会」は前日の4月30日午後10時50分ごろ、徴用工像を日本総領事館前に運び込もうとした。しかし警察は約80人を動員してそれを阻止し、その過程で3時間にわたって混乱が続いたという。その後も市民団体と警察のにらみ合いは続き、現在（5月1日午前10時）は市民団体関係者約50人が座り込みをしているとのこと。

市民団体は30日午後2時に日本総領事館から100メートル離れた路上で集会を開き、日本総領事館まで行進して徴用工像を設置する計画だった。しかし釜山警察庁は「外交公館から100メートル以内での集会やデモは法律で禁止されている」として「設置を阻止する」と通告していた。（翻訳・編集/堂本）