Record China 2018年5月2日(水) 11時50分
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30日、米華字メディア・多維新聞は、中国のメディアが指導者の名字を書き間違えたらどうなるのかについて論じたコラム記事を掲載した。資料写真。
2018年4月30日、米華字メディア・多維新聞は、中国のメディアが指導者の名字を書き間違えたらどうなるのかについて論じたコラム記事を掲載した。
記事はまず、先日湖南省衡陽市水利局のウェブサイトが、杜家毫(ドゥー・ジアハオ)湖南省共産党委員会書記の名前を「杜家豪」と誤記して物議を醸したことを紹介。「実は中国メディアにおいて、高級幹部の名前を誤記するケースはしばしば発生している」とし、「中でも最も有名な事例は、2010年12月30日の人民日報で、当時の首相だった温家宝(ウェン・ジアバオ)氏を『温家室』を誤記したことだ」と紹介した。
そして、10年には中国中央テレビ(CCTV)も習近平(シー・ジンピン)氏の「習」を別の文字に誤記し、11年7月3日には南寧晩報が1面で「習進平」(※「近」と「進」は中国語の発音が同じ)と書いて13万部を回収、再発行したと報じられたほか、福建省アモイ市の海西晨報も1面で「習進平」と誤記して回収沙汰となり、当事者2人が停職処分を受けたと伝えられたことなどを紹介している。
その上で「これらの『事件』のその後については、重罰を受けたとの情報が出回る傾向にある。2010年の『温家室』事件では、17人が処分を受けたとの情報がネット上に流れた。当時の編集長は『誰一人処分されなかった』としている。ただ、このようなミスの影響を消すのは容易ではない。例えば、14年に自殺した四川省の遂寧日報の若手記者は、指導者の名前を誤記してネット上で激しい批判を浴びたことが自殺の原因だと伝えれられている」とした。
記事は「あるメディア関係者は、『誤記された指導者たちはメディア業界人の苦労を知っているから、きっと笑って済ませてくれる』と語る。ニュースのプロとして、指導者の名前を間違えた時のペナルティーは一般人の名前よりも多くすべきだ。それは指導者の名前が頻繁に登場し、影響力が大きいからである。しかし、ペナルティーはあくまで仕事の部分に留めるべきであり、政治的なレベルにまで引き上げて騒ぎ立ててはならない」と論じている。(翻訳・編集/川尻)
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