中国にはびこるニセ・イタリア・ブランド=撲滅にイタリア政府が取り組み―中国

Record China    2012年3月19日(月) 7時9分

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17日、中国青年報は記事「イタリア政府機関、中国のニセモノ業者指摘=ニセ・ブランドはイタリアのイメージ壊すと主張」を掲載した。写真は昨年、ニセ・イタリア家具疑惑で問題となった達芬奇(ダビンチ)家具。

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2012年3月17日、中国青年報は記事「イタリア政府機関、中国のニセモノ業者指摘=ニセ・ブランドはイタリアのイメージ壊すと主張」を掲載した。

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昨年後半以来、イタリア対外貿易委員会旗下の知的所有権部は、中国国家知的所有権局に、計30社の中国「ニセ・イタリア・ブランド」のリストを提出している。イタリアの国名や地名、あるいは国旗を使って、イタリア企業に見せかけているという。

その一つがベッドなどを販売している喜加夢家坊。同社の商標を登録したのはイタリア・ルイス貿易有限公司だが、イタリアにはそんな企業は存在しない。それどころか商標申請時に書かれたフィレンツェの住所も実際には存在しないものだったという。 

実際に喜加夢家坊を運営しているのは上海家利床上用品有限公司。正真正銘の中国企業だ。しかしイタリア・イメージを背景に同社は高級ブランドとしての地位を築いており、あるイベントでは3万4000元(約45万円)もの高級マットレスを出展していた。イタリア知的所有権部北京事務所の戴勝橋(ダイ・シェンチャオ)さんは「その10分の1の価格で、本物のイタリア製マットレスが買えますよ」と嘆いていた。

中小・零細企業がイタリアイメージを借りて、「高級国際ブランド」になりすます例は枚挙に暇がない。イタリア知的所有権部は問題企業をリスト化し、中国当局に是正を求めていく方針だ。

リストを受け取った中国商標総局は、すでにニセ・イタリア・ブランド2つの申請を却下した。残る問題については本当にニセモノか、消費者に誤解を与える行為があったかを調査し、各地の管轄部門が対応していく方針を示している。(翻訳・編集/KT)

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