<チャイナ・インプレッション>屋外で点滴を受ける子供たち〜「農村診療所」の現状〜―貴州省黎平村

Record China    2007年2月22日(木) 22時38分

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貴州省黎平村の農村診療所。このような診療所には十分な医療設備が整っていないのが、現状だ。処置室やベットも少なく室内には入れなかった子供は、母親に背負られ外で点滴を受けている。

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2007年2月21日、貴州省黎平村の農村診療所で、たくさんの子供たちが点滴を受けていた。風邪をひいたその子供たちは、母親に手を引かれて診療所にやってきた。

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このような農村の診療所には、十分な医療設備は揃っていない。この日は多くの子供が来院したため、室内で診察を受けられない子供もいた。母親たちが我が子を背負い、木の枝に点滴瓶を吊り下げて、点滴をさせる光景も見受けられた。

都市部と比較すると、農村部の診療設備は時代遅れだ。一部のマスコミが「まだ70年代の医療器具を使っている診療所もある」と報道したほどだ。農村で重病にかかると、都市の病院に行かなくては治療できない状態だ。

医療保険を持たない農民たちにとって、都市の病院で最先端の医療を受けることは経済状況が許さないだろう。厳しい現実を前に彼らは、家族全員の健康をただ祈るしかない。

<チャイナ・インプレッション>では、現在、そして未来の中国の表情をありのままにお届けします。

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