Record China 2018年5月3日(木) 15時50分
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3日、環球時報は、中国の王毅外相が北朝鮮を訪問したことに対し、「中朝の蜜月ぶり」に各国メディアが注目したと報じた。写真は平壌。
2018年5月3日、環球時報は、中国の王毅(ワン・イー)外相が北朝鮮を訪問したことに対し、「中朝の蜜月ぶり」に各国メディアが注目したと報じた。
王外相は2日昼に平壌に到着し、中国の外相による約11年ぶりの訪朝を実現。同日午後には、北朝鮮の李勇浩(リ・ヨンホ)外相と会談した。
会談の中で王外相は、3月の中朝首脳会談が両国関係の新たな歴史のページを開いたとし、北朝鮮の国情に基づく発展、経済建設、朝鮮半島の非核化に向けた努力、安全への憂慮解消、韓国との関係改善を全力で支援すると表明するとともに、米朝対話がつつがなく行われ、実質的な進展が得られることを望むとした。
一方、李外相は「新たなスタートラインに立って中朝関係を守り、発展させることは党と政府の揺るぎない立場だ。半島の非核化、平和体制の実現について中国と密接にコミュニケーションを取りたい」と語っている。
記事は、仏AFP通信が「2007年以降で初めての中国外相による訪朝」を強調し、両国関係の紆余(うよ)曲折の表れとしたこと、米AP通信が王外相訪朝のタイミングを強調し、中国が朝鮮半島の核問題外交の新たな段階においてより大きな役割を発揮したがっていると評したことを紹介した。
韓国日報は2日に「米朝首脳会談を前に、中朝両国は親密な関係を外部にアピールした。中国のバックアップで対米協議での力を高めたい北朝鮮と、朝鮮半島の平和体制から除外されることを恐れる中国との思惑が一致したことで、両国が蜜月期に入った」と論じた。また、韓国・世界日報は「米朝首脳会談開催前に、中国が朝鮮半島の平和体制構築の面で力を発揮し始めた」と評している。
記事はまた、日本の大手メディアのほとんどが王外相の訪朝に注目し、報じたことを伝えている。(翻訳・編集/川尻)
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