日本の武器輸出、価格と経験のいずれも優位性はない?―中国メディア

Record China    2018年5月5日(土) 7時0分

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2日、新華網は、日本の武器は輸出面で価格と経験のいずれも優位性がないとする記事を掲載した。資料写真。

2018年5月2日、新華網は、日本の武器は輸出面で価格と経験のいずれも優位性がないとする記事を掲載した。

記事は「日本は武器輸出解禁以降、ずっと武器輸出面で大きな注文を獲得することで、国際的な武器市場において日本の武器の名声を上げることを目指してきたが、順調ではない」と指摘。オーストラリアが日本ではなくフランスの潜水艦を導入することにしたことなどを例として挙げた。

しかし防衛省は、4月25日から始まったドイツのベルリンでの航空ショーに2機のP1哨戒機を派遣。「ドイツとフランスから哨戒機の契約を獲得したい考えだ」と記事は伝えた。

記事によると、ドイツとフランスが現在運用している哨戒機は老朽化が進んでおり、ドイツとフランスは哨戒機の共同開発に向けた署名を行う予定だという。それで日本は、P1を派遣して売り込んでいるが、記事は「この案件で日本は、欧州機の挑戦を受けることになる」と分析。エアバスはA320neoを哨戒機など軍用機に転用することを計画しており、「欧州国家に就業機会を提供できるという優位性がある」とした。

そのほか、ボーイング社もP8Aを売り込んでおり、「P8AはすでにP1に勝利して英国からの受注を獲得した実績がある」と記事は紹介。また、「ニュージーランドもP1ではなくP8Aを選んだ」と指摘した。

それで記事は「日本政府と企業は武器の売り込みに力を入れているが、効果は出ておらず、いまだに大きな注文を獲得できていない」と指摘。その理由として「経験豊富な軍事企業と比べると日本の軍事企業は経験が浅く、規模の小さなライバルと比べると日本の武器は値段で優位性がなく、高いことで有名だ」と論じた。(翻訳・編集/山中)

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